ユキコ夫人と愛犬ミルの物語ー12ー

店は軌道に乗って順調にお客さんが増えて 終わるのは夜の8時過ぎなんて事もたびたびでした。夫の単身赴任 極度の忙しさ 義理の父母 義理母は食事の支度は殆どしない人で大変でした 仕事で朝早く出かけるので義父の弁当作りは幸子の役目 朝はてんてこ舞いです。しかし店は繁盛していたので若いからこんな忙し身へっちゃらって感じでした。そんなおり長女は生まれた 二重まぶたの旦那似の本当に可愛い女の子でした。この子がよちよち歩きの一歳過ぎか二歳ぐらいの時だと思います。いつものように朝義父の弁当のオカズを作るべくフライパンのからあげを揚げてる時 ちょっと目を離したその時 なんと長女がフライパンの取ってに手をかけてて とっさに あぶない!ー 手を払いのけざま長女を抱き抱え どーんと左の床に放りなげました。長女はビックリしたんでしょう 大泣きしています ふと我に帰ると幸子の顔半分が焼けるようか熱さですぐ水で洗い流しました。